世界一危険地帯、レッドゾーンのその実体とは。(前編)

レッドゾーンに行く。僕が世界一周を始めた理由である。

そして実際に2020年12月16日。僕はそのレッドゾーンの一国である南スーダンへと降り立った。

そこに至るまで多少の苦労があったのだが、それに関しては前の記事を読んで欲しい。

さて、南スーダンがどんな国かについてである。

ただ、まず第一にレッドゾーン、外務省禁止渡航区域といってもよくわからない。そもそもどんくらい危険なの?っていう人も結構いると思う。

だからまずは外務省渡航禁止区域について説明しようと思う。

レッドゾーンに行く。僕が世界一周を始めた理由である。

そして実際に2020年12月16日。僕はそのレッドゾーンの一国である南スーダンへと降り立った。

そこに至るまで多少の苦労があったのだが、それに関しては前の記事を読んで欲しい。

さて、南スーダンがどんな国かについてである。

ただ、まず第一にレッドゾーン、外務省禁止渡航区域といってもよくわからない。そもそもどんくらい危険なの?っていう人も結構いると思う。

外務省の海外安全ホームページには南スーダンについてこうある。

”現在も、各地で武装集団による押し込み強盗、車両襲撃、家畜強奪のほか、部族間・部族内問題による武力衝突が日々発生しています。また、東エクアトリア州からジュバへ向かう幹線道路では、武装集団による車両襲撃が多発しており、金品を強奪した上に、乗車している者を殺害する事案も発生しています。最近では、中央エクアトリア州で、政府軍と反政府軍との間で武力衝突が頻繁に発生するなど、依然として厳しい治安情勢が続いています。

つきましては、ジュバ市及びその周辺を除く南スーダン各地への渡航・滞在を予定している方は、どのような目的であれ、渡航は止めてください。また、既に滞在中の方は、直ちに国外等安全な地域へ退避してください。"

このような地帯をレベル4レッドゾーンを呼び、それが外務省渡航禁止区域と呼ばれている。

厳密には禁止されているわけではなく、あくまで外務省は行かないでくださいというお願いしかできないらしいから、行こうと思えばそれでもいけてしまう。

 

そんな国であるから、行く前に僕がガクガク身を震わせ、死ぬかもしれないという死の恐怖に覚えていたこともわかってもらえるだろう。

じゃあ実際行ってみてどんな国だったかというと、平和そのものだった。

 

 

南スーダンを説明するポイントとしては二つある。観光スポットの皆無さと、人のよさ。である。

まず前提として、そもそも南スーダンは最近できた国で、最近までスーダンと独立をかけて争っていた。そのため、事実としてさっき引用した外務省の出来事はあった。しかし、少なくとも首都ジュバでは、今現在は少し落ち着いてきているようで、平和そのものであった。

が、まだそもそもあまり知られている国ではないこと、最近できた出来立てほやほやの国で、名物やら何やらが全く育っていないことから、見るところが皆無である。よって、来る人間もビジネスマンばかり。ホテルで観光をしにきたとフロントの人にいうと、一体何をみにきたんだと笑われたくらいであった。

それでもなんとかみるものはないかと頼んでみたところ、ナイル川と市場を紹介されたため、行ってみた。市場はいくつか存在していたし、大抵は普通の市場だったのだが、一つ目新しい市場があった。地下にあったのだ。その地下で、野菜だけが大量に売られている。歩いても歩いても野菜が立ち並ぶその様は壮観ではあった。が、みる価値があるかと言われればわからない。ナイル川自体はどこでみても変わらないナイル川である。

 

そんな観光スポットが全くない南スーダンであるが、人がめちゃめちゃいい。もうほんとに優しいのだ。まず陽気である。ホテルで観光しにきたから観光スポットを教えてくれと頼んだら、観光スポットなんてないよと笑いながらも、一生懸命見たら楽しい場所を考えてくれ、それでも思いつかなかったようで、上司に相談もしてくれた。気がつけば、フロントマン全員で僕のために考えてくれていた。

交通手段が南スーダンは小さなバスか、ボダボダ(バイクタクシー)であり、自分の行きたい場所へ行くバスを尋ねて探していると、騙されて別の場所に連れて行かれることもあるから気をつけろと忠告をしてくれたお兄さんもいた。

道がわからないと聞いてくれたら案内してくれ、その上そのまま待っていてくれ、おすすめのご飯屋さんまで教えてくれて、そこまでも連れて行ってくれた。

南スーダン独特の食べ物があり、それをどう食べるかわからずに困っていると、それをみた横に座っていたお兄さんがこうやって食べるんだよと優しく教えてくれた。

本当にそんな親切心溢れた国だった。

 

しかし、最後に、なんでエチオピアの真下にあるような国なのに、ここまで違うのか。気になったので考えてみた。僕は、それが観光客が一人も来ていないからだと思う。

エジプト、エチオピアは完全な観光国家である。そこに住んでいる人は我々観光客が現地の人と比べて金を持っていることを知っているし、金を落としていくことを知っている。そのため、少しでも我々から金を取ろうとしてくる。値段をぼるのは日常茶飯事。何かすれば金をくれと言われ、チャイナチャイナと呼び止められ、詐欺にあったりもする。

しかし、南スーダンは観光客が全くといっていいほど来ない。そのため、我々が、というか僕が金を持っているということを知らないのだ。だから滅多に来ない余所者が現れた場合、自分の国を訪れてくれた人間に優しくしよう。そして好きになってもらって帰ろうという、人間本来の、無垢な優しさが発揮されたのではないか。

そう考えると、観光で自国を発展させるということはいいことばかりではないのかもしれないと思った。

そもそもこの旅を始めた理由について。

今日は僕がアフリカの旅を始めた理由について書こうと思う。

時は今から一年半前、大学2年生の夏に遡る。

その時僕はアメリカのカリフォルニアにいた。スタンフォード留学のためである。

その留学の費用は1ヶ月でなんと100万。

しかし僕は友達と遊び呆けてその間の期間を有効活用することができなかった。

これにはこれまで数々の留学を無駄に終わらせてきた僕もまずいと反省。

留学の終わりに一緒に遊んでいた悪友のRと、この留学を無駄にしないためにも必ず何かを成し遂げようと誓った。

そして帰国後。無駄にしないためにどうすればいいか考えた。

そして出した結論がずっとしてみたかった世界一周をすること。しかし、世界一周自体を成し遂げた人は山ほどいる。世界一周をしたところで何かを成し遂げたと胸を張っていえるほどのことでもないのではないか。

そこで僕は元々外務省渡航禁止区域lv.4であるレッドゾーンに行きたいと思っていたことを思い出した。そしてレッドゾーンの国に行く旅を決意したのである。死んでしまうかもしれない国へ行って、見事生還してこれたら何かを成し遂げたことになるのではないかと思ったのだ。そしてどうせ行くなら一番危険なレッドゾーンに行こうと、アフリカを最初の旅に選んだのである。こうして僕は、死へ挑む旅へと出かけたのであった。

 

そして時は戻り、ウガンダ

本来であればケニアの後に南スーダンに行く予定であったが、アジア人はバスで入ることができないことが発覚した。そのため、とりあえずはウガンダにいけという入国審査員のアドバイスに従って、ウガンダに入国したのだ。

しかし、それでも僕のレッドゾーンに行く熱は冷めない。そのためにアフリカに来たのだ。もしここで行かなければ、僕のこれまでアフリカで過ごした時間が無駄になってしまう。大使館に行くと、どうやら飛行機でならいくことができるらしい。

ということで、カンパラからの南スーダンの首都であるジュバ行きの飛行機を取った。

これで南スーダン行きの準備は整った。

あとは行くだけである。

しかしその行くまでの1日が地獄であった。

これまではいかないという選択もできた。それが僕を楽にしていた。でももう飛行機もとった。行く日は着実と迫ってくる。南スーダンのことは全くわからない。もしかしたら本当に死ぬかもしれない。何も成し遂げないまま、ただ流れ弾に当たって死んでしまって本当にいいのか。そんな人生に意味はあったのか。

そんな疑問がぐるぐると頭の中を駆け巡る。

それでも僕は結局行った。それは例え死んだとしても、勇気のある一歩を踏み出した上での死と、生き延びたとしても、結局決めたことから逃げて、その選択をずっと言い訳して生きる人生だったら、僕は死んだ方がマシだと思ったからだ。自分の友達に宣言してしまっていた以上、後に引けないというのもあった。

 

結局南スーダンはどんな国だったのか。銃弾飛び交う超危険地帯だったのか。そしてどうやって僕は生還し、その結果どう思ったのか。

その話については次回話そうと思う。

 

 

 

 

何もない国、ウガンダ

 

 さて、今日は何もない国、ウガンダについて話そうと思う。

このウガンダ、本当にびっくりするほど何もない。

これまでの発展していたケニアから一転、首都ですら道路は整備されておらず、道行く人はガラケーを持ち、移動もタクシーや、uberではなく、ボダボダというバイクタクシーで行うというケニアの真逆のような国である。

実は、そもそもウガンダは行く予定があったわけではなく、とある事情でやむ終えなく降り立った場所であった。

それでもこれも何かの縁。せっかくだから観光しようと思って、トリップアドバイザーを開いたところ、全く観光スポットがない。

寺のイスラムバージョンのようなモスクと、古代王が埋葬されているという、世界遺産のカスビの墓、あとはウガンダの歴史的なものが置かれている博物館くらい。歴史的建造物には全く興味がない僕にとっては全然行く気が起きない。

それでもせっかくなので観光しようと、ボダボダを乗り回して、カスビの墓に行ってみたら火災で全焼して何もなかった。

近くにいた人に聞いてみるとレプリカがあるらしいので、このまま帰るのも悔しいと思い、レプリカを見に行ってみたらめちゃめちゃしょうもなかった。どのくらいしょうもないかというと全く記憶に残っていないくらいである。

と、ここまで読んだ読者の方々は、僕がめちゃめちゃウガンダのことを嫌いだとお思いかもしれない。が、実はその真逆で、ウガンダにいた期間は短かったが、その短期間の滞在で大好きになった。

その理由は至ってシンプル。滞在費が非常に安く済み、非常に済みやすい国だからだ。

とは言ってもカンパラ自体は何もないとはいうものの首都であるため、結構ゴミゴミしている。バスでカンパラまで行くと、バス停の近くに結構高級なホテルがあるのだが、そこに泊まってしまっては全くリラックスできないだろう。

僕のおすすめはバックパッカーズ。首都カンパラから少し離れたところにポツンとある、知る人ぞ知るホステルである。

このホステルが本当に最高。

昔国王の敷地だったところをホステルにした場所らしく、広大な敷地の中にそのホステルがある。

国王の敷地だっただけあって、緑の木々が美しく整備されており、眺めは最高。マイナスイオンが出まくっている。その広大な敷地の中でソファに寝転がれば、これまでの旅の疲れが一気に言える至福の時間が過ごせること間違いなしである。

そんな最高のホステルなのだが魅力はそこに止まらない。

近くに毎日開かれている市場があるのだが、そこで飯を買うと、一食150円でお腹いっぱい食べることができる。ちなみに僕はご飯を一食で3合食う。その僕でもお腹いっぱいになるのだから、大体の人がその値段でお腹いっぱい食えるはずだ。

このホステルは本当におすすめで、めちゃめちゃリラックスできる。日本に帰ってきたいまでも、そのホステルに行きたいがためにまたアフリカに行きたいくらい最高なホステルである。

ケニアからウガンダまで、バスなら5000円でいけるし、ホテルも確か一泊3000円ほど。

ぜひアフリカに行った際は、一度立ち寄ってみて欲しい。

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最後に、話の都合上散々こき下ろしたウガンダの観光スポットについて、少し訂正しておく。博物館についてだが、ウガンダは、人類誕生の地の1候補と言われている。そのため僕は興味がなかっただけで、歴史に興味がある人は、まだ人が狩りをして獣の皮を纏っていた頃の歴史まで見れるため、非常に興味深い場所かもしれない。

また、観光スポットが何もないとは言ったが、カンパラに何もないだけで、そこから離れたところに、マウンテンゴリラを見ることができる国立公園があったり、広大なビクトリア湖があり、その湖に浮いている島があったりと非常に楽しげな観光スポットがあったりする。

バックパッカーズで最高な時間を過ごせるということを除いても、非常に魅力的な国なのである。ぜひ一度立ち寄ってみて欲しい。

 

日本食屋もあるよ!

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東アフリカ1のカジノに行った日の話

今日はとうとうカジノに行った日について話そうと思う。

変わったことするは大体E三から始まる。

この日もその例に漏れる事なくEさんの提案から始まった。

どうやらケニアには東アフリカ1のカジノがあるらしい。しかもバイキングが食べ放題だそうだ。みんなで行ってみよう。とEさん。

アフリカに来るやつは大体みんな頭おかしくてふっかるなので、楽しそうということでそのとき宿に泊まっていた日本人の全員が一瞬で乗っかった。

ちなみにその日は土砂降りの日で、ケニアでタクシーに乗ったら強盗されたという話も聞いていたため、カジノに向かうタクシーの中は不安でいっぱいだったが、何事もなく到着した。

僕たちの言ったカジノはRKLカジノ。なんと5つ星ホテルの中にあるカジノだ。たとえアフリカでも5つ星ホテルは5つ星ホテル。めちゃめちゃ綺麗で荘厳だった。

中にある清潔感に溢れており、アメリカのカジノだと言われても納得してしまいそうなくらいの場所だった。

できるゲームはポーカー、ブラックジャック、ルーレットと様々なゲームがプレイできたが、事前に我々は勝てるゲームを調べてきていて、どうやらブラックジャックが一番ディーラー側がズルをすることが難しく、運の要素も少ないということで、ほぼほぼ僕たちはブラックジャックをプレイした。

賭け金は人それぞれだったが、やはり皆金のない旅人。一番高くカジノのコインに両替した人で、一万円だった。ちなみにその人とは僕である。

そんなわけで我々は遺産でブラックジャックのテーブルに座ったのだが、それがもう全く勝てない。

一応ブラックジャックのルールを知らない人のために説明しておく。少々長く続くが、これを説明しておかないと、ディーラーの凄さが伝わらないため、少々お付き合いいただきたい。

ブラックジャックとは、トランプのカードを合計で21枚に近づけるゲームである。

最初の一枚はオープンの状態で配られる。その後、伏せたカードがそれぞれ配られる。二枚目のカード以降は、ステイ(それ以上もらわない)、ヒット(もっと貰う)の二つの選択肢がある。

21以上の数を出してしまうと、バーストと言って自動的に負けてしまうため、バーストしてしまわないようにしつつ、21に近づけていくというゲーム。

ちなみに、10以降のカードは全て10として扱う。Aのみが1,11として扱われる。

戦略としては、最初に10のカードが配られた場合、基本的に配られるカードは10の可能性が高いため、10が配られたらヒットはしない。

5以上のカードである場合は、ヒットしてしまうとバーストしてしまう可能性が高いからヒットしないなどの戦略があるのだが、なぜかディーラーはこの法則に全く当てはまらない。

7が出ている状態で、ヒットをしても全くバーストしなかったりする。基本的に10が来る可能性が高いから、バーストの可能性が高いのにも関わらずである。

そんなわけで、我々は勝ったり負けたりをしていたが、結局トータルで言えば負けていた人間がほとんどであった。

 

しかしそんな中一人の勇者が現れる。慶應大学2年のk君である。

このK君。めちゃめちゃいいやつである。

カジノを始めて、大体2時間くらいが経った頃である。一人勝ち負けがトントンになっていた人とK君を除いて、我々は全員が負けに負けていた。それはもうコテンパンにである。

もっとブラックジャックがしたい。でもどうせもっと金をかけても負けてしまう。

みんながみんなそんな心理状態であった。

しかし、ここで登場するのがめちゃめちゃ人の良いK君。

俺一人でプレイするのはつまらないから、俺の勝ち分をみんなで分けてください。それでプレイしましょ。

そう言って、彼は、勝ち取ったコインをみんなに配分した。

これでもし負けてしまったら結局彼もマイナスになってしまうにも関わらず、である。

 

しかし、そこで僕たちはこの世の真理を悟った。

なぜそうなったかはよく覚えていない。だが、彼はバカ勝ちしたのである。確か自分のコインの相当数を賭けていたからだと思う。

しかしここで僕が言いたいのはそういうことではない。

やれば大体の人が負けるブラックジャックにおいて、勝ったのである。しかも相手のディーラーも19のような相当21に近い数字を出していたにも関わらず、確か20か、もしくは21、つまりブラックジャックを出して勝ったような気がする。

僕はそこで知った。

この世は無欲から人に良いことをする人の味方をするようにできているのだと。

 

その日からというもの、僕は一日一善を心がけていたが、一週間後すっかり忘れて元通りの僕に戻っていた事は余談である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ケニアの知られざる観光スポットについて

今日はケニアについて書いていこうと思う。より詳しくいうと、ケニアはどんな国で、どんな観光名所があるのかということについてである。

まずはケニアがどんな国なのかということについてである。

どんな国についてかと言ってもふわっとしているので、今回は、ケニアの人々の人柄と、街の清潔度について書いていく。その後に観光スポットについて語っていこうと思う。

 

まずケニア人の人柄だが、非常に優しい。僕が言った国は、エジプト、エチオピアケニアウガンダ南スーダンタンザニア(ザンジバル)そしてモロッコだが、この中でも一二を争うくらいの人の良さであった。

学校の施設も非常に整っており、スマホを使っている人も多いなど、アフリカの中では栄えている部類に入るからだろうか。人々に余裕があり、何かをしてもそれに対して対価を要求されることのない国で、チャイナチャイナと店に呼び込むために大声で叫ばれることもない。

チャイナと言われることは地味にストレスになるため、これが僕にとって結構ありがたかった。

加えて、陽気でもあった。

 

街の清潔度に関しては、やや清潔程度。道路はあるものの、所々崩れ落ちていたりするところもあり、汚い水溜りが所々にある。ただこれは僕は泊まっていたところが、首都ナイロビの中でも危険な地区に属する場所だったということもあるかも知れず、僕は訪れた学校付近は非常に整備された綺麗な道路をしていた。場所によるのかも知れない。

ただ、日本人はおそらく泊まるとすれば、僕と同じところに泊まることになるかも知れないので一応言っておくと、水溜りが多かったりするので、靴を履くと泥水が靴に染みてしまう。そのため、サンダルで移動している人が多かったのだが、泥水は汚い。足に傷口などを作ってしまった状態で、泥水をサンダルで歩き、足が膿んで手術する羽目になった知り合いがいるため、まず足に傷を作らない。作ってしまったらサンダルでは歩かない。歩いてしまったら念入りにその後傷口を洗うということを徹底することをお勧めする。

 

それではみなさんお待ちかね、観光名所について語っていこうと思う。

ケニア自体あまり有名な国ではなく、ネットで知られてもサファリくらいしかみるところがないのかなと思っていたが、とんでもない。

素晴らしい観光スポットがたくさんある。

前回の記事で書いたサファリと日本食料理店チェカ、キリンに直接餌をやることができるジラフセンター、その象バージョンの象の孤児院、ガイドなしでは絶対に言ってはいけない、キベラスラムツアー、そしてカジノである。

次に、ジラフセンター。キリンに直に餌をやれる場所である。相当辺鄙な場所にあり、バスを乗り継いで行くのだが、結構大変だった。が、その価値はある場所である。

キリンに直接餌をやることができるのだが、日本のように現状にバリケードが施されているわけではなく、あくまで最低限という感じ。

そのため、キリンの顔が自分の顔にめちゃめちゃ接近し、自分の手から餌を舐めとっていく様が見れる。その様は壮観である。

また、餌で誘き寄せて、自分の顔の超至近距離で写真を撮ることもできる。インスタ映え間違いなしである。

また、飼育員の人からはあまりお勧めはされなかったが、自分の口に餌を含んで、キリンとキスすることもできる。

アフリカということもあり、菌の問題もあるため、あまりお勧めはできないが、キリンとキスできる経験はなかなかできないため、お勧めである。ちなみに僕はやった。しかも相当ディープなやつ。

キリンの舌の感触はというと、人間の舌をざらつかせた感じであった。ただ相当ねちょっとしてたので、ちょっと気持ち悪かった。

料金は忘れてしまったが、餌込みで1000円なので、ぜひ行ってみて欲しい。

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また、象の孤児院もある。elephant orphnageで検索すると場所が見つかる。こちらは超至近距離で像をみれるというもの。いわば、ジラフセンターの像バージョン。

像を間近で撫でて、間近で餌をやることができる。こちらも500円で行くことができるため、お勧めである。

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そしてキベラスラム。ガイドの人からは非常に危険で、ガイドなしでは絶対に行ってはいけないと言われたドッキドキのツアー。危険なことに目がない僕としてはぜひ行きたいところだったので行ってみた。

イメージとしては戦時中の日本をイメージしてほしい。映画とかで見る戦時中の日本のまんまのようなイメージ。小さな古屋が連なってみんなが暮らしていて、糸のようなものを吊るして洗濯物を干していた。

そんな治安が悪いということは感じなかったが、道路が全く整備されていなかったり、そこらかしこにゴミが溢れていたりというところからやはり貧しい暮らしを強いられているんだろうということが伝わってきた。

ガイドさんもスラム出身で、いろいろなことを教えてくれた。

いわく、仕事がなければ稼げないが、仕事を得るにはいい教育機関を出る必要がある。でもそのためには金がいるからそう言った教育機関に行かせることはできない。そうするとやはり仕事がないの悪循環になっている。その上、見栄えが悪いため、政府もその存在を隠そうとしているそうだ。

そんなどうしようもない現状であるため、考えると頭がおかしくなってしまうらしい。そのため考えないように麻薬が横行しているんだとか。

これまで自分が生きてきた世界とは全然違う凄まじい話を聞いて、自分がいかに恵まれた国で育ったかが正確認できた。

そして、なんとかしてそう言った人々を助けたいと思った。

その方法は今も考えているが、いまだにわからないでいる。

これまた1000円で行けるので、是非とも言ってほしい。

 

 

 

さぁ暗い雰囲気になってしまったので、明るいといこう。カジノである。そんな暗い話の後は明るい話。カジノである。

ケニアには東アフリカ1のカジノがある。どうせアフリカのカジノなんて大したことないんでしょ?そう思ったそこのあなた。とんでもない。めちゃくちゃ楽しいカジノである。

ポイント1 めちゃめちゃ施設が綺麗。アフリカだから結構ボロいカジノなのかと思いきや、ちゃんとしたホテルの中にあるちゃんとしたカジノであった。ゲームの種類も豊富で、ブラックジャック、ルーレット、ポーカーなど、カジノでプレイできるゲームは大体できる。

ポイント2 5000円で入れて、バイキング食べ放題。このバイキングがめちゃめちゃ美味い。

ポイント3 ビンゴがある。ビンゴに当たると豪華賞品が。どんな賞品をゲットできるかはぜひ行って確かめて欲しい。

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いかがだっただろうか。ケニアの国と観光スポットについて今回は話してみた。これらの観光スポットはどれもネットには載っていないが、実際に現地の人から聞いたお勧めスポットである。

特にジラフセンターと、カジノは本当に楽しいので、ぜひ行ってみて欲しい。キベラスラムに関しては道徳的な視点から一度絶対に行ってみて欲しい。

 

 

ケニア飯事情~日本食事情も添えて~

アフリカに行くことを考える人の不安の一つに、飯がある。そんな発展していない国に行って大丈夫なのか?飯はうまいのか?

これまでエジプト、エチオピアとアフリカのご飯について書いてきた。それを読んでくれた方々はもう理解してくれているかもしれないが、あえてもう一度言おう。

アフリカの飯はうまい。

"ケニアにはないものはない"

これは、訪れたケニアの有名大学の生徒から聞いた言葉である。

その言葉の通り、ケニアではなんでも買えるしなんでも食える。日本食まで食えてしまう。この話については後述する。

だからケニアではおおよそのものは食える。ハンバーガーだって食えてしまう。

飯の懸念については全くの杞憂なのである。

 

その上で僕が今回語っていきたいのは、では、ケニアの人々が日常的に食べているもの、つまりソウルフードはうまいのかと言う問題についてである。

ケニアソウルフードはいくつもあるが、その中で僕が食べたものは、ウガリ、スクマウィキ、チャパティ、ニャマチョマである。

順に紹介していこう。

エントリーNo1 ウガリ!
ガリは、とうもろこしなどの穀物を練って作るもので、食感はもち米、味は無味である。この無味が曲者で、どうやら人間は無味なものを美味しく食うことができるようにはなっていないらしい。それ単品で食うと普通にまずい。

が、ここで登場するのが、エントリーNo.2 スクマウィキだ。

これは、ウガリとケールの葉のセット料理である。ちなみにケールの葉は、青汁等に使われる葉っぱだそうだ。

これだけ聞くと不味そうに聞こえるが、実際そのケールの葉の味付けが、絶妙な塩加減でウガリと奇跡のコラボレーションを遂げている。

綺麗な泥を食っている感じから、人間が食える料理にランクアップするくらいには、このケールの葉の果たす役割はでかい。

それでもめちゃめちゃうまいわけではないが、普通に食えるし、安いし、泊まって居たゲストハウスの職員がこの料理をよく作ってくれていたので、よく食べていた。腹持ちも良い。

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エントリーNo3. チャパティ。これはもう文句なしにうまい。味も構造も単純なものなんだが、説明しようとすると結構難しい。

まずクレープをイメージして欲しい。その上でそれをパリッとさせて欲しい。それを何層にも重ねたものをイメージしてもらえれば間違いはない。

どうだろう。うまそうではないだろうか。

これは日本人の中での米のようなもので、これ単品で食べるというよりは、メインがあって、それに合わせて食べる、もしくは、包んで食べるものである。

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最後にエントリーNo.4 ニャヤマチョマ!紹介は最後だが、僕の食べたものの中では文句なしに王様。ランキングNo.1である。絶対に食うことをお勧めする。

マジで激ウマ。

ニャマは肉、チョマは焼く、つまり焼肉という意味の料理。豚肉や鶏肉、ラムの肉が一般的に食べられているらしい。僕が食べたのはラム肉である。

ラム肉は動物特有の臭みをすごく感じるため、これまで苦手であったが、ニャマチョマだけは食べることができた。味付けは塩、食べるのは手という非常に原始的な料理だが、圧倒的なうまさ。週一は絶対に食いたくなるくらいである。味付けも絶妙で、原始的な食べ方で食べているからか、日本で食べるよりも断然美味く感じた。

ケニアに行ったらこれだけは食べて欲しい料理である。

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これでケニアソウルフードの紹介は終わりなのだが、最後に日本食について書こうと思う。

チェカである。

めちゃめちゃお勧めな店。

海外で食べる日本食は少々根が張るため、多くは食べることができなかったが、注文した料理はどれも絶品であった。

チェカと、チェカ居酒屋があり、チェカでは日本食が、チェカ居酒屋では居酒屋のような日本食を楽しむことができる。

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上がチェカ、下がチェカ居酒屋のメニュー。

 

日本食というだけだったらアフリカでも一店舗はあるため、食べることはできるのだが、おそらく日本人が監修していないのだろう。

美味しいものの、どこか味が日本で食べるものとは違うなという感じがある。もしかしたらその国の人の味覚に合うように作っているからかもしれない。

しかしチェカはまさに日本人のための日本食


日本で食べるのと全く変わらないクオリティの料理を楽しむことができる。

旅していると日本の味というのは本当に恋しくなるので、そんな僕にとっては天国のような場所だった。

ぜひケニアに行ったら一度行ってみて欲しい。

どっちも絶対的にお勧めだが、個人的にはチェカ居酒屋の方がよりお勧めである。

 

サファリの話。

毎日毎日日常の話をしていても、見てる側は退屈だろう。

ということで今日はケニアで行ったサファリについて話していこうと思う。

実は、ケニアはサファリで有名な国で、そもそもケニアにきたのもサファリにいくことが目的だった。実際行ってみたら他にも様々な魅力に溢れている国だったが。

僕のいたゲストハウス、ニューケニアロッジでは、サファリツアーの斡旋もしている。そもそも日本人宿はニューケニアロッジと、ジャンジャンジャンクションという変な名前の宿しかないが、ブログを見ても、ニューケニアロッジにしている人が多かったため、そこに決めた。

 

さて、ツアーの話である。

このツアー、マサイマラツアー、アンボセリツアー、そしてこの二つのツアープラスナクル湖ツアーがあった。右から3万円、3万円、5万円くらいだったと思う。

僕は全てのツアーに当初参加するつもりであったが、現地の大学を訪れてお薦めを聞いたところ、サファリはどこ行っても一緒だし、別に動物園で見るのと大した変わりはないと言われてしまったため、一つに絞ることにし、どうせどれも同じならと、キリマンジャロをバックに動物を獲れるというアンボセリ公園にすることにした。

 

ちなみに、実際に参加してみたらどこも確かに見れるものは一緒ではあるものの、頻出する動物は異なるようで、マサイマラではライオン、アンボセリでは象が多くみれるそうだ。

マサイマラに行くと、ライオンの交尾シーンや、捕食シーン等がみられるようなので、アフリカならではの野生に満ちたサファリを体験したいのならマサイマラ、キリマンジャロをバックに撮りたいのならアンボセリに行くのがお薦めである。

ちなみにナクル湖はピンク色のフラミンゴが見れる湖である。

 

さて、では、僕が参加したアンボセリツアーについて話していこう。

2泊3日のツアーだった。サファリをした回数は3回ほど。初日の午後、2日目、そして3日目である。

時間でいうと2日目が一番長い時間を取ることができるので、どうしてもこの動物だけは見たいという動物がいる方は、この日にガイドさんにこの動物だけは見たいとアピールしておくと良いだろう。ガイドさんがその動物の見れるところを中心に回ってくれる。

僕たち日本人組は、やはり肉食獣が見たいということで、一番はライオン、他にはチーター、ハイエナも観れるということだったので、ライオン、チーター、ハイエナの順番で見たいということを言っておいた。が、アンボセリはそもそもゾウが多いサファリ。

肉食獣はなかなかおらず、操作は難航した。

 

では、僕たちのツアーを1日目から振り返っていこうと思う。

1日目の段階では何が見たいかもわからず、ゆったりと沈んでいくゆう人キリマンジャロをバックにゾウを撮りまくった1日だった。キリマンジャロを始めて目にした瞬間だった上に、夕日がめちゃめちゃエモくて、写真を撮りまくった。

2日目は、先程の肉食獣をとにかく探し回った日だった。のだが、これがなかなか見つからない。どっかに肉食獣を見つけたいと目を皿のようにしたが全く見つからず、がっくりきたのが午前。

それでも諦めきれず、ガイドさんが引くくらいの熱意で肉食獣を見たいことをアピールしたところ、運が向いてきたのか、なかなかのレア度、星5中3,5くらいはあるカバを見ることができた。

カバなんて別に大したインパクトないじゃんとお思いかもしれないが、とんでもない。

怪我を負って血を流していたり、想像以上に大きかったり。

間近で見るカバは迫力代満点だった。

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その後、後もうちょっとで今日のツアーが終わりというところで、なんとなんとレア度4,5くらいの超レアなチーターを見ることができたという大奇跡が起きた。

この時は車内は大興奮。

基本的に仏頂面だったガイドさんも、この時ばかりは見つけたことを誇らしげに笑っていた。

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そんな感じで大満足に終わった二日目だった。

最後三日目、昨日カバとチーターを見ることができるという大奇跡を起こした後だから、絶対にライオンを見れるはずと探し回った。

が、ライオンは星5中の5くらいのレア度、要するにほぼほぼみれないくらいのレア度らしく、全く見つからない。車内はピリピリし始め、喋ることもなくみんなが遠くをひたすら見るばかりで時間が過ぎていった。

しかしあと10分で終わりというところで奇跡が!!

ということはなく、レア度4くらいのハイエナを見ることはできたものの、結局僕たちはライオンを見ることができずに終わった。

しかし、動物を見ることに一喜一憂し、全力で楽しめた三日間。なんだかんだで楽しかった。車内でワードウルフ等のゲームも行い、一緒に行ったみんなとも仲良くなれた。

次もう一度行けるとしたら絶対に参加するというくらい楽しいサファリであった。

三日間サファリなんて飽きちゃうんじゃないかと心配な人もいるかもしれない。

実際僕もいく前は心配だった。が、そんな心配は全くの杞憂だ。

サファリはまるでリアルポケモンgoをしてるみたいなもの。

レアな動物を見つけられる度に嬉しくなるし、全然見つからないとイライラしてくる。そしてなんとかして自分のみたい動物を見つけたいと思い、まだ終わるな、まだ終わるなと願うことになる。本当に三日間僕は全く飽きることがなかった。

強いて不満を言うとするのなら、携帯が当時iphone8でクソみたいな写真しか撮れなかったため、サファリに参加する人は、せめて最新のiPhoneを持っていくことをお勧めする。

ただ、遠くに動物がいることも多く、ズーム機能が欲しくなる瞬間が結構あったため、カメラを買うことを僕はお勧めしたい。

 

ちなみにそのあと知った情報なのだが、ケニアのサファリではあまり動物に近寄ることはできないが、タンザニアでは相当近くまで寄ってくれるらしい。

その上、ライオンの実食シーンを見る機会も多く、おまけに時期が良ければヌーの大群まで見れちゃうとか。

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コロナ明けにサファリに行きたい人は、タンザニアのサファリをお勧めする。