部屋で語っていたらいつの間にか宇宙についての話になっていた話。

今日はケニアで宿泊していたニューケニアロッジでの日常について書いていきたい。

非常にしょうもない話ではあるが、これまで旅を全くしてこなかった僕が、アフリカ旅を経て旅が大好きになった理由は、こういった日常の方にあると思っている。

正直アフリカで他の人に接する時は常に気を張っているので、日本人との何気ない日常が、僕にとって旅での日々の中で大事な思い出になっていたりもする。

 

さて、今日はタイトルにも書いた通り、部屋の中で語らっていたらいつの間にか宇宙についての話になっていた話だ。

書きながら、どういうこと??という疑問符がこれを読んでいる皆さんの頭に浮かんでいる様が想像できるが、あいにくと、僕にも全くわからない笑

 

発端は、僕がEさんの部屋に訪れたことによる。その日はちょうどなんの予定もなく、ケニアでは基本的にEさんとともに過ごしていたため、Eさんの予定を聞こうとEさんの部屋を訪れたことにある。

旅の種類にもよるが、僕はその国に住んでいるかのように旅をしたいと思っていたので、ツアーでぎゅうぎゅうにするわけではなく、ツアーのある日とない日を作っていた。

そうすると意外と暇な時も多かったりするのだ。

さて、話を戻す。

そんなわけで、Eさんの部屋の扉を開けてみると、そこにはアフリカン美女をセックスしているEさんの姿が!!!

 

 

なんてことはなく、おじさんと寝転びながら漫画について話しているEさんがいた。

実は旅中暇な時間が結構あったりするので、その暇な時間に漫画を読んでいる人も結構いるのだ。

おすすめの漫画について話し合っているところだった。

僕も漫画は結構好きなため、その話に加わり、楽しく話していた。

 

さて、宇宙の話だ。

そんなこんなで怠惰な時間を過ごしていたわけだが、僕もEさんもそして部屋にいたもう一人の人も、結構な理屈っぽい性格で、物事を解き明かそうとしたり、なんでそうなるのかを考えるのが好きなタイプであった。

誰が言い出したのか。気がつけば数学についての話になり、それがやがてこの宇宙では証明できないことがこの世の中には一定数存在するという話になった。アインシュタインですら後もうちょっとで証明できないと匙を投げたという話である。

Eさんによると、アインシュタインは数学や物理という客観的なものの視点から宇宙の原理について証明することはできないと判断したため、主観の方面から判断しようと、仏教を学ぼうとしていたんだとか。

その話を聞いた時、これまで宗教には全く興味がなかったが、仏教に少しだけ興味が湧いて、それから数日間は仏教について調べていた。

。。。

まぁ結局その数日後に興味を失い、調べたことも忘れてしまったが。

 

ただここで僕が言いたいのは、アイシュタインが天才ということでも、僕たちがちょっと理系なオタクっぽい性質を持っていたということでもなく、旅では、こういった何気ない日々の人とのつながりが、実は一番幸せな思い出だったりするということである。

知らない人と偶然同じ宿に泊まることで巡り合い、この世界の数学的法則についての話をする。こんなことは旅をしなければ経験できないことである。

早くコロナが収まり、また何気ない非日常の中の日常を、世界中で過ごせる日々が戻ってくることを願ってやまない。