何もない国、ウガンダ

 

 さて、今日は何もない国、ウガンダについて話そうと思う。

このウガンダ、本当にびっくりするほど何もない。

これまでの発展していたケニアから一転、首都ですら道路は整備されておらず、道行く人はガラケーを持ち、移動もタクシーや、uberではなく、ボダボダというバイクタクシーで行うというケニアの真逆のような国である。

実は、そもそもウガンダは行く予定があったわけではなく、とある事情でやむ終えなく降り立った場所であった。

それでもこれも何かの縁。せっかくだから観光しようと思って、トリップアドバイザーを開いたところ、全く観光スポットがない。

寺のイスラムバージョンのようなモスクと、古代王が埋葬されているという、世界遺産のカスビの墓、あとはウガンダの歴史的なものが置かれている博物館くらい。歴史的建造物には全く興味がない僕にとっては全然行く気が起きない。

それでもせっかくなので観光しようと、ボダボダを乗り回して、カスビの墓に行ってみたら火災で全焼して何もなかった。

近くにいた人に聞いてみるとレプリカがあるらしいので、このまま帰るのも悔しいと思い、レプリカを見に行ってみたらめちゃめちゃしょうもなかった。どのくらいしょうもないかというと全く記憶に残っていないくらいである。

と、ここまで読んだ読者の方々は、僕がめちゃめちゃウガンダのことを嫌いだとお思いかもしれない。が、実はその真逆で、ウガンダにいた期間は短かったが、その短期間の滞在で大好きになった。

その理由は至ってシンプル。滞在費が非常に安く済み、非常に済みやすい国だからだ。

とは言ってもカンパラ自体は何もないとはいうものの首都であるため、結構ゴミゴミしている。バスでカンパラまで行くと、バス停の近くに結構高級なホテルがあるのだが、そこに泊まってしまっては全くリラックスできないだろう。

僕のおすすめはバックパッカーズ。首都カンパラから少し離れたところにポツンとある、知る人ぞ知るホステルである。

このホステルが本当に最高。

昔国王の敷地だったところをホステルにした場所らしく、広大な敷地の中にそのホステルがある。

国王の敷地だっただけあって、緑の木々が美しく整備されており、眺めは最高。マイナスイオンが出まくっている。その広大な敷地の中でソファに寝転がれば、これまでの旅の疲れが一気に言える至福の時間が過ごせること間違いなしである。

そんな最高のホステルなのだが魅力はそこに止まらない。

近くに毎日開かれている市場があるのだが、そこで飯を買うと、一食150円でお腹いっぱい食べることができる。ちなみに僕はご飯を一食で3合食う。その僕でもお腹いっぱいになるのだから、大体の人がその値段でお腹いっぱい食えるはずだ。

このホステルは本当におすすめで、めちゃめちゃリラックスできる。日本に帰ってきたいまでも、そのホステルに行きたいがためにまたアフリカに行きたいくらい最高なホステルである。

ケニアからウガンダまで、バスなら5000円でいけるし、ホテルも確か一泊3000円ほど。

ぜひアフリカに行った際は、一度立ち寄ってみて欲しい。

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最後に、話の都合上散々こき下ろしたウガンダの観光スポットについて、少し訂正しておく。博物館についてだが、ウガンダは、人類誕生の地の1候補と言われている。そのため僕は興味がなかっただけで、歴史に興味がある人は、まだ人が狩りをして獣の皮を纏っていた頃の歴史まで見れるため、非常に興味深い場所かもしれない。

また、観光スポットが何もないとは言ったが、カンパラに何もないだけで、そこから離れたところに、マウンテンゴリラを見ることができる国立公園があったり、広大なビクトリア湖があり、その湖に浮いている島があったりと非常に楽しげな観光スポットがあったりする。

バックパッカーズで最高な時間を過ごせるということを除いても、非常に魅力的な国なのである。ぜひ一度立ち寄ってみて欲しい。

 

日本食屋もあるよ!

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